
春から続いているエルニーニョ現象が、記録的な強さになってきました。きょう9日に気象庁から発表された「エルニーニョ監視速報」によると、監視海域における9月の海面水温の基準値との差が+4.0℃を記録。これは統計のある1949年以降で過去最大の強さです。
エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の東側・南米沖にかけての海面水温が、例年より高くなる現象です。世界各地の天候に様々な影響を与え、異常気象を頻発させます。今年の夏は台風が例年以上に多く発生しましたが、顕著なエルニーニョ現象がその一因とも考えられています。
エルニーニョ現象は、秋から冬にかけてピークを迎えることが多く、今回も冬にかけて過去最大の強さが続く見通しです。
エルニーニョ現象が発生している冬は、統計的には西日本を中心に暖冬傾向がみられます。また先日気象庁が発表した長期予報(寒候期予報)でも、この冬は全国的に気温は高めの見通しとなっています。ただし過去を振り返ると、例えば顕著なエルニーニョ現象が発生していた2016年1月、沖縄・奄美で雪を観測するような猛烈な寒波が襲来した、という例もあります。この冬も、エルニーニョ現象だから暖冬と一概にはいえない、天気や気温の変化が激し冬になることも考えられます。日々の天気予報から目が離せません。


