
出典:近畿地方整備局 黒部河川事務所
「平成20年2月24日 下新川海岸高波災害」より加工
シリーズで解説する新しい防災気象情報の第4回「高潮に関する情報」で記載した「高潮予報海岸」について、
昨日(令和8年5月25日)、気象庁は全国初の高潮予報海岸として
「富山湾沿岸」(黒部市・入善町・朝日町)を指定することを発表しました。
富山湾に面する黒部市・入善町・朝日町には、下新川海岸があります。
この海岸は、海岸線に近いところで海底の勾配が急であるため
「寄り回り波」と呼ばれる、富山湾特有のうねりを伴う高波が入りやすいほか、
日本海からの高波が、勢いを弱めることなく海岸線に押し寄せてきやすいという特徴があります。
下新川海岸では、これまでに何度も高潮や高波による被害を受けていて
平成20年2月には、高波による住家の全壊、半壊、浸水被害だけでなく、
亡くなった方もいるなど甚大な被害が発生しました。
高潮予報海岸の指定により、「富山湾沿岸」(黒部市・入善町・朝日町)では、
国土交通省、気象庁、都道府県が共同して
波の打上げ高を加味した、より精緻な高潮予報を行い、提供することになります。
高潮・高波による浸水被害からの的確な避難判断につなげてください。
今後、高潮予報海岸は増えていく見込みです。
執筆者:デスク予報士S


